MW's blog

非線形問題を研究する大学院生のブログ

論文アクセプト、その他

 とりあえず、Biosystems engineering投稿論文がアクセプトとのこと。これは良かったですね。

このまま、International Journal of Bifurcation and Chaosに投稿したやつも、いけるといいんだけども。

 

なんとなく、インド留学がしたくなったので、英語でも勉強しようかと、StrogatzのyoutubeとNgのCousera Machine leanringの勉強を再開。

夏あたりにTOEFLを受けようかなあ、80点ぐらいはとりたいぞ。

論文投稿とか

投稿中の論文のリバイスが終わり、サブミットしたところ、すぐに返信がきた。よい傾向だな。これでやっと国際ジャーナルに論文がアクセプトされそうという感じである。

今まで、査読付き和文1本、査読付き国際学会プロシーディングス2本、査読なし国際学会プロシーディングス2本という感じだったので、やっと本格的ジャーナルに載りそうな感じで安堵感はある。まあまでアクセプトされたわけじゃないので安心はできないが・・・

 

これで投稿中の2本のペーパーのうち、一方は片が付きそうだが、さて、もう一方はどうなるか。今回の論文は自分の本業系ジャーナルだが、片方はやや理屈よりなので、どうなんだろうか・・・

正直、書いてる最中の書きやすさだと、理論系のほうが書きやすかったような。

 

まあ、実際自分の中では一区切りついた仕事なので、今年は新たに色々やっとかんとね。

実機実験もするし、新たなモデル開発もするという。

ドクター修了までにトータル5本、論文が欲しいが、いけるかねえ。

MATLAB tips1

今日、忘れかけていたMATLABのコマンドを思い出したので、備忘録としてまとめる。

 

4次元データのカラープロット

4次元データをw,x,y,zとすると、scatter3関数を用いて、

scatter3(x,y,z, markersize, w)で4次元位相空間にカラープロットできる。

 

x軸の消去

x軸を消去したい場合は、set(gca,'xticklabel',[])でよい。

やりたいこと

最近、後期が始まり、鬼のように忙しいのでやりたいことについて列挙してみた。

因みに私の構成要素は、科学技術関係、芸術関係、アルコール関係ですが、アルコールはほっといても飲むので、科学技術系、芸術系について考えます。あと英語勉強しなきゃなので勉強します・・・

 

勉強関係

  • Strogatz Nonlinear dynamics and chaos (youtube聴講)
  • Ng Machine Learning (cousera聴講)
  • 制御関係勉強(古典制御(吉川本)、現代制御(吉川本)、ロバスト制御(蛯原本)
  • 制御関係の講義受講(制御システム特論、身体運動学、車両工学、ビークルダイナミックス?)
  • 信号処理関係の講義受講(信号処理特論)

芸術関係

  • 日本画(デッサンの練習)→いつかは絵の具つかいたいが・・・
  • オペラ・クラシック鑑賞→今年中に一回は行く予定、今後いきたい
  • 歌舞伎鑑賞→達成できるか不明すぎる・・・
  • できるだけ展覧会にいく・・・

英語関係

  • TOEIC→900点を目指す(現在860点)
  • TOEFL→80点以上を目指す(受けたことない、高いから・・・)

 

以上、D1~D2の夏前にはやっときたいですなー

研究も大事なんでやってますが・・・

アウトプットオンリーだとインプットが枯れてくるので勉強あるのみなのじゃ・・・

芸術関係は完全なる趣味ですがね

 

最近はインターンとかも重なってつらいんですねー、まあ制御とか時系列解析、機械学習、画像処理とスキルセットの幅が広がってありがたいのですが・・・

 

『トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち 』(藤原辰史、中公新書)

表題の本は、中公新書から出版されている新書で凄い面白い(直球)。トラクタという農業機械から産業革命以降の歴史を繙いていく名著だ。何を隠そう、私はトラクタの非線形ダイナミクスを研究しているわけで、読まないわけにはいかない。というか大分前に読んだ。技術史あるいは文化史ともいうべき内容であり、トラクタの揺籃から普及までは世界史的な多元的視野で描いている。特にトラクタの人間社会というエコシステムに埋め込まれた意義は非常に面白いと感じた。糞尿をしないトラクタは肥料生産が行えないわけで、その点において牛馬に劣る。当然のことながら、作業効率においてはトラクタが勝るわけで、そのダメな点を補うのが化学肥料・農薬である。また、化学肥料、農薬、トラクタともに第一次世界大戦においては、毒ガスや戦車へと転用されており、食料生産という命をはぐくむ営みが戦争という命を簒奪する営みと表裏一体である点が思い起こされる。

 

大分前に読んだ本を何故思い出したかと言うと、本日、農業食料工学会農業機械部会が主催したセミナー(http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2018/07/082063.html)において藤原先生がこの『トラクターの世界史』を題材に講義を行ったからである。私はもちろん、これに参加した。流石というべきか、歴史家にありがちというべきか、非常にうまい語りかつ洗練された脱線っぷり(私の高校時代、敬愛していた日本史教師もこんな感じだった)で素晴らしい講義であった。もともと高校時代文系、しかもいったんは文系大学に進学した私にとっては、久々に歴史の講義を受けた形であり、非常に知的興奮を覚えるセミナーだった。科学者やエンジニアはともすれば、同時代的というか近視眼的というか、今一瞬の最適化に腐心しがちであるが、そもそも科学も技術も歴史的営みであることを考えれば、やはり歴史的なパースペクティブ、価値観の相対化というものは非常に価値あるモノの見方の一つであろう。とりあえず、このようなセンスあるセミナーを開催した農業機械部会の皆さまには感謝を述べたい。

 

本を買うこと

つい最近、2年ぐらい前に買ったInvitation to dynamical system (Sheinerman)をやっと読み終えた。これでとりあえず、B4ぐらいから読もうかなと思っていた本 Nonlinear dynamics and chaos (Strogatz), Nonlinear dynamics and chaos (Thompson, Stewart), Chaotic vibrations(Moon)と、とりあえず、洋書テキストを読み終えた感じである。

研究がとりあえず、力学系理論、特に非線形理論に基づいているため、それなりに意味はあったかなと思う一方で、制御工学、システム工学系の洋書を読みたいなと最近は思い始めてもいる。やはり、自分の専門性自体は、力学系理論というよりは実践的な非線形制御問題かなーと思い始めたわけなので。

実際、既にテキストは買っているのだが、まあ読めてはいない。一方で、本を買うことの意味はあるのかなとも思う。結局、本を買うと、いつかは読むんだよなと。最近、これも2年前ぐらいに購入したバタイユ『エロスの涙』を読んだけれど、あれば、いつかは読むのだろうなー。積読じゃなくて、本棚にはいれてあるけれど、とりあえず、読むべき本がたくさんあるわけで。まあ非線形制御に関わらず、古典制御、現代制御、ロバスト制御、なんかいい本ないかしらねえ。今すぐ読まなくても、とりあえず買う。